生きる

　拙著の読者の女性から質問がありました。

人は、なぜ、お金持ちの家庭に生まれたり、貧乏な家庭に
生まれてきたりするのでしょう？また、先天的障害を持って生まれてくる人もいます。
生まれながらの美人は、それだけで丸儲けのような気がします。
どうして天は不平等を容認しているのでしょう？

お金持ちや、貧乏な家に生まれるのは、
その環境がもっとも、その人の修行に適した場所だからです。
　
例えば、前世で王侯貴族や、大金持ちに生まれて、
好き勝手に暮らし、増長して、人を見下して生きていた人は、反省、感謝、報恩の心に目覚めるために今世でも、金持ちの家庭に生まれて、
両親が倒産破産して、痛い目にあって
初めて反省の機会を得る。こういう仕組みになっています。

　先天的障害を持った人は、乙武さんに代表されるように、人に勇気と希望を
与えるために大いなる天命を受けて生を受けた人が多いのです。
非常に霊格が高い人が多いのが、障害者の方なのです。

前世で心美しく生きた人は、今世に生まれるときに、
思いのままの美女として生まれる資格を持っていますが、前世で美女ゆえに苦労した人は、謙虚に、「私は、それなりの顔でいいです。」と言う人もいます。
　あなたは、このタイプかも知れませんね（爆）
名誉、地位、金、財産、権力、学歴、美男、美女など、この世の価値観は、
　あの世では、無価値です。
価値があるのは心の美しさだけです。
高級霊の住む世界では、金銀宝石など、ただの道の砂利石に過ぎません。

悟りやすい最適の環境を、自分自身で選んで生まれてきたのですから
先天運の悪さを嘆くのは、おかしなことなのです。
　
神は、観察者であって、創造者ではありません。神は罰を与えません。
罰を与えるのは、自分自身の想念なのです。
人間の行動にはふたつの動機しかないのです。それは、不安か？愛か？です。
不安のエネルギーは、心を閉ざし、引きこもり、隠れ、蓄え、傷つけます。
愛のエネルギーは、心を開放し、送り出し、明るく。分け合い、癒しあうものです。

　若い時は確かに美女は、
チヤホヤされます。～ラッキーですね。
でも、美貌を慢心すると、どういうわけか男運が悪くなるようです。
それでも若い時は綺麗なんですけど、
ある程度の年齢になると、所帯やつれしましてね。
もうかつての美貌はどこへやら～なんてことになります。
ところが、年齢を増すごとに、ますます綺麗になっていく人がいます。
秘訣は、まさに笑いなんです。笑うと、新陳代謝がよくなって、お肌はつやつや。
ものすごく健康美人になります。お友達もドンドン増えて豊かな人生を謳歌できます。

私の同世代の女性の中には、失礼ながら若い時は、それなりのお顔だったのに、
５０代になって会うと、もう見違えるほど美しい人がいます。
話を聞いてみると決して、幸せなばかりの人生でもなかった
ようなのです。でもどんな苦しいときも
ユーモアの精神を忘れずに笑って笑って生きてきたからこそ、
天が美しい表情を授けてくれたのだと思うのです（＾＾）
～だからこそラッキーな人生になって益々、笑顔が溢れるのです。

女優さんでも、心眼で見れば、般若の面のような人もいます。
辛いときも悲しいときも、笑って笑って生きていきましょうね。